アクション女優しのぴ

「女囚K」見ました。予想通り、ダイナマイト関西は看守役でしたw 
コパンダは女囚映画が大好きです。女囚もの=B級映画だと、あなどってはいけません。かの「エクソシスト」のリンダ・ブレアが大人になってから出た「チェーンヒート」と、梶芽衣子白石加代子さんが出ているほうの「女囚さそり」が頂点だと思いますが、よい女囚映画には、無償の友情、女性の自由、タフな女のかっこよさなど、根本的なテーマが詰まっていてカタルシスがあります。ただ、かならずエロシーンがあるので、そういうところは笑って見ましょう。
で、本作はどうだったかと言うと、脚本の大筋は女囚ものの王道を行くものでした。悪い男たちの企みにはめられた女たちが、悪の組織に牛耳られた監獄に送り込まれてきて、水攻めあり、拷問あり、性の調教あり。で、その抑圧から自由になるために、女たちが力を合わせて暴動を起こして、主役だけが生き残る、というのは王道。ただ、最初は反目し合っていたのに次第に絆が生まれて、無償の友情、愛情でもって団結して組織と闘う、っていう流れが弱いから、カタルシスがあんまりないんです。しかも途中から、女囚ものというよりは、スナイパー養成ものっていう感じなので、「あれ?」っと拍子抜けします。だからタイトルが間違ってるんだな。
しかしその分、アクションシーンは見どころ満載でした。しのぴ、アクション女優イケますね。拳銃の構え方なんて、腕と姿勢に説得力があるから、かなりさまになっていました。アクション指導の先生の言うこと、きっとなんでも出来たんだと思います。さすがに殺陣(たて)は難しかったみたいですが、一人でやるアクションはJACの人みたいでした。さすがです。昔、天才プロレスラー長与千種が「一度やって見せてもらえば、たいていの技は出来る」と言っていましたが、きっとしのぴもそんな感じに出来ちゃったと思います。メイキング映像もついているんですが、一本のロープで壁を降りてくるシーンでは、共演者の人たちから「すごーい」って拍手が起きていました。
キャットファイト、というよりはラフファイト・シーンもありまして、しのぴ vs キューちゃん、しのぴ vs くっちゃん(日向あずみ)は良かった。くっちゃんはよっちゃん(よっすぃのことじゃなくて田村欣子〈よしこ〉)と並んで好きな若手レスラーでした。しのぴもレガースとグローブつけてて、これまたさまになってました。キューちゃんに得意の腕十字をかけられてしのぴが落ちてたりw キューちゃんがリハで後ろ受け身をとって「かた〜い、痛〜い」とマットに文句を言っていましたが、しのぴの腰は大丈夫だったかな、ってもう4年も前じゃん。
せりふは少なかったけど、とつとつとしたしのぴの話し方には、まっすぐな気持ちがあらわれていました。つらい思いもした現場だったんだと思うけど、一生懸命やったんだね、しのぴ。ちゃんと伝わってきたよ。「根性と努力」には自信があるって言う人だから、こんなことで褒められても嬉しくないか。
本作のしのぴは、上の画像とはまったく違って、PV「Don't Stop恋愛中」のようなあどけないほうのしのぴです。アクションシーンがあまりにかっこ良かったので、うまくDVDにダビングできたら、そのうちうpしようかな。
しのぴ応援ブログではありますが、こういう話題になってくると、もはやハロプロとはまったく関係ない感じですねw