アクジョニツイテ。

世間は娘カレーツアー初日とかスケバン初日で賑わっているなか、本日昼の回、張り切って、しのぴの朗読劇に行ってきました〜。
なんつったって、初の生しのぴですから〜。
いやー、よかった。しのぴはよかった。
いい声です。この間の合唱では一緒にソプラノやってた松野さんのおかげで、まともにしのぴの声が聴こえませんでしたが、しのぴの舞台での声は、ほんとにちゃんと鍛え続けている人のプロの声でした。感動。だ〜いすきぃ〜。
せりふの言い回しが云々というより、とにかく声がいい。まったく小細工しない、まっすぐな発話が気持ちいいです。しのぴの性格が表れていると思いました。今の実力で出来ることを精一杯やる。ベテラン俳優のように達者なことはできないけど、とにかく声を出す。で、しのぴの声は本物ですから、大きな声を出してもうるさくないんだな。とても潔いと思いました。
しのぴの役は二役。主人公の幼なじみの丸井牧子と、主人公がまだ成り上がる前にアパートに住んでた時のお隣さんのおばさん。
華族だの没落華族だのといった登場人物たちのなかで、しのぴが演じたのは下町側の人たち。口は悪くてはすっぱだけど気のいい女2人を、威勢良く演じました。しのぴヲタとしては、しのぴは断然お姫様側の人なんだけどなぁ、しのぴの声は「姫」だろ、というのがコパンダの言い分。
よく見ると女優陣はみんなカツラ被ってましたが、しのぴのヅラは特にヅラでした。ほぼ金髪のおかっぱ。しのぴのかわゆいほっぺが際立つヅラでした。昭和50年代が舞台なので、みんなレイヤーが入ってる今の髪型じゃだめってことなんだろうね。こんなところに金をかけてるからチケット代が(ry
原作が素晴らしいので、何をどうやってもそれなりだとは思いますが、脚本と演出には文句があります。あんまり需要がないと思うので文句は手短に。
・主人公の公子を2人でやる意味が分からない。
・音楽のセンス悪。しのぴのせりふに被せてる音楽がうるさすぎ邪魔。しのぴが無駄に音楽と闘っててカワイソス。そんなに音楽かけたいなら、しのぴに歌わせ(ry
・ラストが創作してあった。原作どおり、「ママは虹色に輝く雲を見たんだ」という純真な次男のせりふで終わってこそ、決定的な公子像が浮かび上がると思うけど。次男役をやった役者がまああれだったので、これじゃ終われないという苦肉の策だろうけど、自分で終わらせるのはカッコ悪いよ榊原さん。
コパンダは芝居が好きなので、芝居のことになるとついつい饒舌になってしまいますが、しのぴは立派でした。これからもがんばってください。陰ながら応援しているのです。
ほんで、お花持って行きました。開演前にアナウンスで、「出演者にご面会の方は、終演後そのまま客席でお待ちください」と言っていたので、ワクテカしながら待ってました。んで、出てきたの、しのぴ。ヅラのまま。しのぴちっちゃーい。二の腕と肩、やっぱかっけー。と、こっそり見ていたんだけど、お友達らしき人たちとお喋りしていてとても楽しそうだったので、受付の人に「これ、信田美帆さんに渡してください」と言って、帰ってきました。いいのいいの、しのぴが楽しそうなら、それでいいの。コパンダは紫の薔薇の人でいいんです。お花にはちゃんとお手紙もつけたから、応援していることも伝わったと思うし。
また舞台に出る時は観に行くから、ちゃんと告知してねー。お願いします。