ゴシックロマン!

copanda2006-10-18

「メロディーズ」のDVDつき初回限定盤買ってきました。
やっぱりこれはみんなで見ましょ、ということで、雪ぐまたん、さるもたんと昨日も一緒だったのに今夜も急遽集合して、鑑賞会してきました。
うはぁ〜、よかったよかった。
ふたりでずっとベッドの上にいるスッペシャルエディションDVD。キスシーンも寸止めキスシーンもない、ただベッドの上に座っているバージョンですが、これがいい! しびれました。
「うはぁ〜」「うぎゃ〜」と悶絶する雪ぐまたんとコパンダ。「ちょっと静かに見なさいよ」とたしなめるさるもたんも、冷めているわけではなく、凝視しているのでありました。
5回ほど繰り返して見たあとに、なにがそんなに我らの心をとらえるのか、感想らしきものが出てきました。
( くま)<明日で世界が終わりそうな映像。幻想の中のふたり。
( さる)<「ポーの一族」の女の子版みたい。ミキに、かどわかされた人の恍惚感がある。
( コパ)<おお、なるほど。ドヌーブさんにかどわかされたスーザン・サランドンさんか!
( くま)( さる)<古い!「ハンガー」かよ!
たしかに「ハンガー」は古くて恐縮ですが、議論する前から3人の印象は一致したわけです。
つまり、ゴシック・ロマンってことです。たとえば、運命に導かれ辺境の古城で幽閉されているふたり、とか、中世が舞台のヴァンパイアものだとかの幻想的な世界観を感じたわけです。
もっと具体的にイメージすると、ヴァンパイアのあややが人間のミキを愛してしまい、ふたりで永遠を生きるという、恐ろしくも絶望的な決断をし、しかし共に生きられる幸福に満ちている、というような設定です。
映像自体がすごくゴシック・ロマン的です。照明を暗く落とした背景の中に、白い衣裳のふたりが浮かび上がる映像には、俗世から隔たった古城にいるようなふたりっきり感があります。髪の色もウェーブもゴシック風だし(注・ゴスロリじゃありませんよ)、なんつったって、ふたりの表情がそんな設定を想像させます。
あややの表情はどこか厭世的で、でも、すべての運命を受け入れ、この人と共に生きるという決断をした力強い目の表情。ミキのほうは、現実とも幻想とも分からぬままま、あややの魅力にとらわれ、さるもたんが言うとおり、うっとりと恍惚の世界に浸っている。
と、ここでひとつ疑問が浮かびます。ミキってこんなに演技派だったっけ?
あややの演技派ぶりは各種映像で証明済みですが、ミキたんのほうはリアルな芝居しか見たことないからなぁ。ヘケティはファンタジーと言えばファンタジーだけど、ハマりすぎてて判断がつきません。
とりあえず、「メロディーズ」でのミキの演技は、相手が亜弥ちゃんだからできる演技なのかな、ということで軽く萌えてみる。
この映像を撮った人は、とてもセンスがいいですね。名前覚えとこ、と思ってクレジットを探しましたがどこにも記載されていません。あほか。
ぐだくだ語りましたが、ずっとミキたんの手をいじってるあややの指にうっとりしてしまった、という通俗的な感想もつけ加えておきます。
ちなみに、「ハンガー」というのは、もう何度見たか分からない大好きなヴァンパイア映画です。原種ヴァンパイアのカトリーヌ・ドヌーブと、誘惑された人間のスーザン・サランドン。血の交わりとでもいうべきラブシーンが美しすぎてもう。
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雪ぐまたんが、この映像に誘発され、あやみきゴシック・ロマン小説を書きあげました。仕事、早っ!
こちらからどぞー↓
http://m-seek.on.arena.ne.jp/cgi-bin/test/read.cgi/wood/1130943782/の209〜