ダム・ヤンキース

自分でもまったく不思議なんですけど、なぜか、矢口さん出演の舞台「DAMN YANKEES〜くたばれ!ヤンキース」を観てきました。
なぜ観に行ったかを考えてみると、ハローとヅカの共演舞台の一つとして、今後のために観ておきたかったという感じです。
梨華ちゃんよっすぃ〜は途轍もなくがんばった。がんばったし結果を出したし評価もされたと思うので、梨華ちゃんよっすぃ〜のおかげで、これからもハロメンがミュージカルの舞台に出演させてもらう機会は増える。すると、今の日本のミュージカルは元ヅカと元四季に支えられているので、今後もヅカ出身の方との共演は確実にある。ハローの出演する舞台の歴史は、ヅカの方との共演の歴史にもなると思うので、その一環として、矢口さんと湖月さんの舞台を観に行ってきました。
別に、そんなに言い訳しなくてもいいよねw 矢口の現場に行ったんだから、ただのヲタ活動なんだし。
愛ちゃんがゲネプロを観にきたと聞いたので、よっすぃ〜梨華ちゃんも客席にいたりして、と期待しましたが、誰もいませんでした。ハロメンどころか、我が軍のヲタすら見当たらなかったのは、矢口さんのヲタが、観劇の服装をわきまえた立派な人たちだったからかもしれません。リュックサックを背負った人がいないからといって、ヲタがいなかったことにはならないもんね。コパンダだって、当然ヅカヲタに見えただろうしw
しかし、ヅカヲタの方たちの現場を楽しむ力もすごいですね。圧倒されました。湖月さんはヅカ退団後の初主演ということで、ヲタの方たちも気合い入っていました。湖月さんのセクシーポーズに「うぎゃーーー!!!」の阿鼻叫喚。あーびっくりした。コパンダの後ろの席は60代のお嬢さん方の3連番だったのですが、湖月さんが脚あげたり流し目したりすると「きゃーきゃー」すごい。青春だわぁ。30年後のコパンダの姿かもしれないので、見習いたいと思います。
コパンダは10列目くらいの席だったんですけど、開演直前に、前方の席の人たちほぼ全員が、揃って目をキラキラさせて後ろを振り返っているので、誰かハロメンが入ってきたのかな、と思ってコパンダも振り返ってみましたが、現役ジェンヌさんたち御一行でした。そうだ、ここはアウェイでした。
休憩後の2幕開演前には、お楽しみがありました。
客席のあちこちから、「お姉さん、ちょうだい」「一つください」という声が聞こえてきて、何かと思ってキョロキョロ見回してみると、野球観戦のときの売り子の扮装をしたアンサンブルのお姉さんたちが、膨らませる前のだらっとした風船を配っていました。
「膨らます自信のない人には、あげませんよ」とツンデレ系の売り子のお姉さんもいて、面白かったです。
たちまち客席は、風船を膨らます必死系現場と化し、巨大なコンドームみたいなカラフルな風船があちこちにそそり立ちました。
すると、舞台上に矢口さんも現われて、みんなで「私を野球に連れてって」を歌って、一斉に風船をピューっと飛ばす、と。コパンダはあんな大きな風船を膨らます自信がなかったのでもらいませんでしたが、みんな楽しそうでした。ハロー主体の現場だったら、あらかじめ風船買っていって参加したいところです。
あと、女性アンサンブルの中に、ものすごくりんねちゃんに似た人がいて、あれはりんねか、りんねじゃないのか、ミュージカルやりたいって言っていたのが、ここにきて実現したのか、とそわそわしちゃって、休憩時間にパンフ買ってみたけど、戸田さんの名前はありませんでした。残念でした。
肝心の矢口さんは、1幕に見せ場があります。10人の男性アンサンブルを従えてソロを歌います。しかも、男性陣にリフトされまくりで、あちこちに運ばれていきながら歌います。小ちゃい矢口さんが、浮いた状態で上下左右と移動していて面白かったです。あんなにリフトされちゃ、脇に痣できてるんじゃないのかな。
真面目にがんばっていたと思います。ベテランに囲まれて必死だったのか、表情が硬く、身体も硬直めでしたが、まだ1週間ありますからね。正直、矢口さんを応援する気で行ったわけではありませんが、矢口さんが登場しているときは、主役そっちのけで観ちゃいました。
湖月さんの舞台は初めて観ましたが、個性的で面白いこともできて、いい意味でヅカらしくない型破りな表現もあったりして(褒めてる)、楽しませてくれました。身長と手足の長さを活かしたダイナミックで色気のあるダンスでした。
ヅカヲタ観察も含め、けっこう楽しかったです。