寝る子はキュート

copanda2007-06-19

待ちに待った℃-uteさんの初お芝居。
18日に観に行ってきました。
コントと「仔犬のダン」以外、℃-uteさんたちの芝居ぶりを観たことがないので、誰がどんな芝居をするのか、どんなふうにせりふを言うのか、とても楽しみでした。
あわよくば、芝居としても見どころがあるものだと尚いいなぁ、と秘かに期待していました。
芝居に関してはついついウザ目に長くなるコパンダなので、今回は嬉しい収穫だけ報告したいと思います。(ネタバレ若干あり)

矢島さん

せりふの発話が、とっても好きです。真っすぐにせりふを飛ばすことが出来ていて驚きました。大きい声と届く声は違うけれど、矢島さんのせりふの声は、拡散せずにピンっと届く声でした。誰にも何も教えてもらわなかっただろうに、こんなにせりふを言えるなんて立派です。ストレートな性格が芝居にもよく出ていて、とても潔く美しく舞台に立っていました。「せかチュー」の主人公とかできちゃうよ。いますぐやってください。

あいりーん

不条理な間は、コント同様、健在でした。「こんばんは」って言うだけで可笑しい。抜群のセンスです。ベケットとかKERAさんの芝居に挑戦してほしいです。そうとう可笑しいと思います。

岡井ちゃん

ごもごもなせりふが楽しいです。誰も真似できません。でっかい浮き輪で遊んでる姿の可愛らしさも、誰も真似できません。生まれ持った愛嬌って宝ですね。「グアバジュース」の言い方が絶品でした。雪ぐま界隈で、すでに流行語になっています。

まいまい

ひっくり返った声で、あんなに観客の心を掴むのはもはや芸ですね。「銭湯」同様、そこにいるだけで可愛いし。ちょぼっと座ってるだけで、あの存在感。お姉ちゃん役の矢島さんに「まゆ!」って呼びつけられたときに、ひょいっとふり返る顔も、とてつもなく見せます。

なっきー

自分がせりふを言っていないとき、人が喋っているときの聞き方が、すごく印象に残っています。小火で矢島さんが無事だったことにほっとする場面で、心の底からほっとしているように見えました。芝居全体を見ようとしていて、いちばん大人な居方だと思いました。さすが、頼りになる裏リーダー。

梅さん

演技は恥ずかしいと言っていましたが、とても素直でなんの癖もない演技でした。だからちゃんとした人がちゃんと指導すればどうなるのか楽しみですが、次回に期待。白いオーバーオールが可哀想でした。きっと本人、あり得ないと思ってるw ファッションリーダー梅さんのことですから、豪華な別荘に行くのにオーバーオール穿いていくって、どんな女の子なのか役づくりに悩んだに違いありません。

有原さん

いちばんナチュラルな芝居をしていたのは有原さんだと思います。歌のときは、ちょっと力んだ声なので、せりふがとってもナチュラルなのが意外で、嬉しい発見でした。飾らず力まず、ほんとうに今ここにいる友だちに話しかけているようで、もしかしたら、今回の芝居で、いちばん演技が好きになった人かもしれません、と思うほどでした。


というような発見が多々あって面白かったです。
℃-uteさんたちにはあざとさが一切なく、とても品がありました(ここ大事)。ほんと、良いお嬢さんたちです。
℃-uteさんたちのおかげで、いっぱい笑いました。
いっぱい笑いましたが、すべて℃-uteさんのおかげです。
℃-uteメンバーそれぞれの、いま持っているパーソナリティが見られたのはよかったです。
でも、こんなにがんばってる人たちに、こういう内容の芝居をさせる意図には賛同出来ません。ヲタに迎合するようなサービスをされても、コパンダは喜べません。観ていてとてもつらかったし不愉快な気持ちになりました。
ヲタのニーズに応えるよりも、何かでっかいことに挑戦し、そして成長する姿を見せてもらえれば、コパンダはいつまでも応援します。「リボンの騎士」の志が、なぜゲキハロで活かされないのか。こんなことをさせるのがゲキハロなら、ゲキハロはもう観に行きません。商売上やる必要があるならやってもいいけど、℃-uteさんは出さないでほしいです。
こんな書き方をしても、観ていない人にはなんのことか分からなくてとても不親切だと思います。ごめんなさい。
今度また生ラジオで、くどくど喋るかもしれません。
℃-uteさんのことは、ますます好きになりました。念のため。