偉大なる演劇的インタビュー@せりふの時代

2006年の夏、いしよしヲタに夢を与えてくれた「いしよしの時代」こと「せりふの時代」に、連載「ハロー!ステージ」っていうのがきたよ〜。
芝居好きなもので、「いしよしの時代」を機に、感謝を込めて定期購読してるんですけど、なんか突然、ハローの連載っぽいのが始まりました。
本号で載ってるのは、なっちとメロンさんのインタビュー。
なっちは6ページで、メロンさんも4ページあって、芝居の話を丁寧に聞いてもらってるの。前のページには中村勘三郎さんの連載、後ろのページには団十郎さんと、豪華な顔ぶれにハローが挟まれていますが、我軍のインタビューもまったく引けを取らない内容。
宣伝的な端折った話しか載らない情報誌とかとは違って、演技の苦労とか、どういう気持ちで稽古に臨んでいるのかとか、専門誌ならではの話が詰まってる。
なっちの撮り下ろし写真4枚も可愛いいのでスキャとしてみましたが、なんかフォトライフが繋がらないので、とりあえず当該号↓

せりふの時代 2008年 05月号 [雑誌]

せりふの時代 2008年 05月号 [雑誌]

連載の詳細↓

新連載 ハロー!ステージ〜歌のことばと芝居のことば」

安倍なつみ「芝居の稽古場は、すごく自由になれる場所」
メロン記念日「自分を発見する楽しさと、伝える喜び」

先日の「トゥーランドット」観劇更新で、あまりになっちが成長していて驚きました、っていう感激を書きましたけど、なっち自身にも、この芝居の稽古で自分の表現がどんどん変わってるっていう自覚があるんですね。
特にコパンダが心打たれた発言はコレ↓
安倍「(稽古場で自由にやっていいよと演出家に言われ)それで思いっきりやって、みんなに笑われたりすることもあるんですけど(笑)。でも、笑われたって全然怖くない。どんなに笑われたっていいや〜って思っています。」
ずっと娘やハローの真ん中にいて、お姫さま的存在といってもいいような人が、「笑われたって怖くない」っていう境地で挑戦してるっていうのが感動的です。
「10年間お仕事をしていて、こんな気持ちで挑んでいるのは初めてで、なんだか自分が全回転してる感じなんです」とも言っています。
締めの言葉も冴えてます。
「素の自分のまま、これまで学んできたことを循環させて、この舞台で表現できたら、素敵だなと思います。」
素敵だな、って、素敵だね。
メロンさんのインタビューも、4人が一生懸命話しているのが伝わってきます。
大谷「これまで生きてきて、自分の中の女という部分があんまり分からない」
というのも興味深かったですが、同じく大谷さんの発言で、
「好きな人の舞台だからなんでもOK、じゃなくて、みなさんが感じたほんとうのところを教えてほしいんです。なにをやってもOKというのは十代まででいい。もうメンバーもみんな大人で人間なので、正直な感想を聞かせてほしいなと思います。」
「もう大人で人間なので」っていう表現が絶妙です。ちょっとじーんとしてしまいました。
あと、末っ子を演じる柴ちゃんが、3人のことを、いかに自然に「おねえちゃん」と呼べるかが課題です、って言ってるのも、らしくて面白いです。
メンバーそれぞれの「心に残るせりふ」っていうコーナーもあって、大谷さんが長々と理由を語っているのも、生真面目な大谷さんらしくて好感がもてますね。
とにもかくにも「連載」と銘打たれているので、これからも舞台に出演するハロメンが、続々と登場するのかな。たぶんそうだよね。
ってことは、次号は娘の「シンデレラ」かな。そのうち、「いしよしの時代」パート2とかくるのかな。期待して待ちたい。