「Kiss! Kiss! Kiss!」PV

うぅっ。泣けてきた。

半音階な進行せいでメロディに哀愁があるのも泣ける理由ですが、やっぱ歌唱の魅力だなぁ。
Aメロの愛理、ブリッジの桃ちゃん、夏焼さんが引っ張るサビと、それぞれの魅力が生きる絶妙な配置にまんまとやられる。で、いつものように迫力のユニゾンは超気持ちいいー。
♪悲しい日は お腹いっぱい食べればいい〜
♪たまにヘコんだら 昼まで寝てればいい〜
ってブリッジのとこで特に泣けてくるんですけど、別に今、コパンダがヘコんでいるというわけではありません。もしヘコんでも、誰かがKissして励ましてくれたら、素直に元気になりたいなぁ、とヘコんだ状態を想像して勇気づけられたってとこです。ま、本人たちはそう深く考えてはいないと思いますけどね。
そういう意味では、Buono!ちゃんの歌唱に暑苦しい情感がないのもいいんだな。
たとえば、お芝居であんまり熱演されるとうっとおしくって、かえって感情移入できなくなる、っていうのの逆で、自然にカラッと表現してくれほうが素直に伝わってくるってこともあります。
以前、ある名女優さんが、説得力のあるせりふ術について聞かれて、「書かれているせりふを一言一句間違えないように言ってるだけ」って答えてるのを読んだことがありますが、それもある意味真理なのかなと思いました。もちろん、基本的な技術や資質があっての話ですけど、台本の言葉に忠実であれば世界は伝わるってことなのかも。
Buono!ちゃんの魅力も、そんなとこにあるのかなと思ったのでした。音に対する忠実さが気持ちいい〜。
技術の高い3人はさらりと歌っていますが、今回の曲は難しそうですね。コパンダがんばる!
お衣裳は、帽子、チェック柄、ニーハイソックスとこれまでのコンセプトを踏襲しているものの、いちばん難易度高いです。帽子は真似できる、チェック柄は巻物とか部分使用で代用できる、がしかし、ニーハイソックスだけは、どうしても乗り越えられない壁なのでした。orz